発達障害の中学生にピッタリの教材ってないかな‥?
そんな悩みをすべて解決できる「専門家監修の教材」というのがありますので、毎日の勉強に取り入れてみてはいかがでしょうか?
グレーゾーンの自分自身の経験から考えてみても、ピッタリの教材だと思います。
学習塾へ通うことなく自宅で取り組めるのでムリのない勉強ができ、勉強を見ている親のほうも「どうやって理屈を理解させようか‥?」という悩みの解決にもつながるはずです。
発達障害の専門家が監修する中学生向けのおすすめ教材
私のレビュー
➝「通信教育すらら」を実際に体験した感想
発達障害の中学生へ勉強を理解させるには、なかなか一般の人には難しい部分が多いと思います。毎日の勉強を教えている親であれば、たぶん「?」な世界だと思います。
これは「通信教育すらら」という教材で、発達障害の支援に関わっている専門家が監修しているものです。私も実際に体験してみましたが、かなりおすすめの教材です。
どの辺がおすすめなのか少し中身をお伝えします。
まずこの教材は「授業」に大きな特長があります。
小学生~中学生のすべての単元が映像授業で学べるのですが、この授業の進み方がとてもゆっくりなんです。ゆっくりといっても話し方が遅いのではありません。
こんな授業の進み方なので、発達障害の子供にはピッタリなんですね。
私自身も学校の授業がこんな感じだったらなぁ‥と思っていたのがそのまま授業になっている、というドンピシャの授業スタイルです。
「少しずつの説明」と「確認」が繰り返されるのでちゃんと理解できますし、一方的な説明ではなくてモチベーションを上げてくれるような言葉も掛けてくれるのでより勉強がしやすいです。
そしてちょっとだけの説明なので、当然のように確認問題が解けるんです。
「あ、わかる!」というのが繰り返されていくうちに単元が終わっているので、気が付いたら「最終的に全部がわかっている」という理想的な授業になっています。
ほかにも通信教育をいろいろと試してみましたがこんな特殊な授業になっているのはこの教材だけです。ほかの教材はどれも「普通の授業」で初めから最後まで一気に説明してしまうのが欠点です。
もちろん映像授業なので一時停止をすれば少しずつ勉強することは出来ますが、大きな違いは「確認問題」が出される部分なんです。
なんで確認問題が大事かといえば「理解できているかどうかが自分ではわからない」からなんです。
問題を出されて解いてみることによって、正解だった時にはじめて理解できていたことがわかるんです。
たぶんこの感じも発達障害特有の症状だと思いますが、みなさんの家庭でもたぶん同じではないでしょうか?
それとアニメーション授業によって「動き」があることも理解しやすくて、とくに図形問題などは動いて説明してくれるので「感覚」が掴みやすいです。ウマく言えませんが「体で覚える」という感じです。
プリントでは平面なのでこの「感覚」が掴めずほとんど頭に入ってきませんでしたが、アニメーションによって動きがあることで「腑に落ちる」という感じで理解ができます。
たとえばこんな感じで、
トランプが実際に動きながら積み重なっていくことで、変面が立体になると言うことが初めて理解できるんです。これは一般の人からすれば「?」だと思いますが、発達障害の世界では平面と立体は別のものです。
またこんなのもあります。
これはスマートプロケッターという機能で、三角定規・コンパス・分度器を扱って製図をしていこうというものです。これも平面と図形の世界をひとつに感じるためには、なかなかいい機能だと思いました。
それにコンパスなどは実際に持たせると危ないので、この機能があれば持たせなくても実際と同じように製図ができて便利です。
またこんな機能もあります。
「つまずき防止機能」というもので、確認問題やテストなどをやってきた中で間違ったところが一覧表で表示されるという機能です。答えではなく「分野」で教えてくれるので、本当の問題解決へつなげることができます。
どこが弱いか?というのが目に見えるので、苦手が見つけやすくて便利です。自分で「ここをやればいいんだ」というのがわかるので結構いい機能です。
このようにグレーゾーンの私が勉強しやすいというか「これなら頭に入る」と感じた教材ですが、やはり専門家の力によって本当の意味で考えられているんだと思いました。
この教材を監修しているのはここの方々です。
この法人の和久田先生、大須賀先生が監修されているらしく、発達障がいの子どもたちの指導や支援の経験が豊富な先生なんだそうです。
授業が少しずつ確実に理解させながら進んでいくというのも、こういった専門の先生たちが監修しているためということです。
ほかの教材では感じなかった「勉強のしやすさ」というのは、すべてこうした専門家の監修によるものだからなんですね。
この教材は数学以外にも英語と国語が勉強できるので、中学生がとくに苦手とする教科を発達障害の特性に合わせて勉強できます。
やってみてレベルが高いようであれば小学生の範囲に戻って勉強できるので、障害の度合いによってちょうどいい学年を選んで勉強するといいと思います。
実際にこの教材を使った発達障害の子供も多くいるようで、こんな感想もあります。
不登校になっている中学生もこの教材に取り組んでいますが、自宅学習にこの「すらら」を使って勉強をすることで学校が出席扱いになることもあるからだと思います。
文部科学省が制定している施策に「ITなどを使った自宅学習で出席扱いにする」というものがあるのですが、その基準をクリアしている教材なんですね。
このように文部科学大臣賞を受賞している教材なので当然かもしれません。
IT教材であれば何でもいいという訳ではないので、その辺も不登校の子供にとってこの「すらら」はメリットがあります。もし学校に行けず悩んでいるのなら考えてみるのもいいかもしれません。
そんな文部科学省の施策を活用するための手順なども「すらら」のホームページに詳しく掲載されていますので、参考にしてみてください。
すららホームページ:不登校の子供への詳しい支援手順
私はここまで発達障害について理解していて、本質で役に立つ教材というのはほかにないと思います。実際に探してみましたが見つかりませんでした。
こんな教材だったら授業も一度に説明しないので理解しやすいし、アニメーション授業なので興味を持てて動くのでわかりやすいのでかなりおすすめです。
それに毎日の勉強を見ていて「どうして理解させればいいのか‥」といった親の悩みも解決できると思いますので、この教材に任せてみてはいかがでしょうか?
私自身も「これなら大丈夫」と思った発達障害の中学生へ向けたベストな教材ですので、きっといろいろな問題が一気に解決するはずです。
私のレビュー
➝「通信教育すらら」を実際に体験した感想
発達障害の中学生が勉強しやすい教材のポイントとは?
どんな教材であれば発達障害の中学生が勉強をしやすいか?
これは障害の特性から考えてみるとよく分かるもので、いずれの障害にも共通する症状というのがつぎの3つになります。
- 興味を持てないものは全く関心なし、興味が持てるとトコトンのめり込む。
- 一度に説明しても理解できない。
- プリントなど平面の勉強ではどうしても「奥行き」が理解できない。
親のほうも毎日の勉強を見ていて、どんな助言をすればいいのかわからないときもあると思います。そのために発達障害の特性について、本などを頼りに理解しようとするはずです。
しかし本を読んでみて理解できましたか?
本に書いてあることは確かに的確なことが書かれていますが、実際に勉強を教えるとなるとなかなか上手く行かないものなんです。
なんでうまくいかないのか?その辺をまとめてみます。
まず興味を持てることが大切
まずいちばん初めに重要となるのが「興味」についてです。
この興味というのは勉強をする上での「入口」となるため、まずはここをクリアしないとスムーズな勉強へと導くことは困難になります。しかしその逆に「興味」さえ持ってくれれば、障害の特性からトコトンのめり込むポイントでもあります。
ではこの「興味」とはいったいどんなことでしょうか?
まず子供が興味を持てることにはどんなことがあるか考えてみると、ほとんどの場合は「マンガ」「アニメーション」といったものに興味を示すはずです。
だったら「マンガ」「アニメーション」などを使ってまず興味を持たせる、ということで勉強の「入口」を作ってあげてみてはいかがでしょうか?
従って教材を考えるときにも難しそうな文字ばかりのものを選ぶのではなく、なるべくイラストやマンガなどで「楽しい感じ」のする教材を選ぶようにするのがおすすめです。
まず教材を見たときの「楽しさ」というのは、発達障害全般の特性として最低限必要な大事な項目になってきます。
一度に説明されても理解できない
発達障害全般にいえることですが「一度に説明しても理解してくれない」というのは親のほうがよく分かっていると思います。学校の授業が理解できないというのも、一度に説明が行われるためです。
私自身もグレーゾーンのため学校で授業を聞いていても理解できませんでしたが、少しずつ理解していかないとチンプンカンプンになってしまうんです。
そして理解しているうちに次の範囲を説明している‥
これでは頭に入るわけがないんですね。
私も「なんでみんなはこんな一度に説明されてもわかるんだろう‥」なんていつも思っていましたが、そのときはまさか自分がグレーゾーンだなんて思っていませんでした。
従って、一度に説明をする授業であればどこで勉強をしてもムリ。
たとえ有名な学習塾でも家庭教師でも、あらゆる勉強方法を考えてみてもとにかく「一度に説明をする」ということがある限り頭に入ることはありません。
少しずつ確実に!こんな勉強の仕方がとても大切です。
その部分を理解してから次に進んでほしい!というのが障害者の気持ちです。
平面の授業よりも3次元で「感覚」を理解する
勉強と言えばプリントや問題集などで勉強をすることになるのが一般的ですが、いくら説明をしても理解してくれないのではないでしょうか?
そうなんです、頭の中で「つながってこない」からなんです。
要するに、つながるまでにかなり時間がかかるのが障害の特性なんです。
とくに図形問題などは、いくら平面上で説明をされても「感覚」として理解することはかなり難しくなってきます。
なぜなら、まず立体と平面は「別のもの」という認識があるためです。
この認識についてはウマく説明ができませんが、奥行きのある立体図形を数値化することの意味がまったくわからないからです。
立体図形なら立体で問題を出して!と言いたくなるのが障害の特性です。
私もそんなこと言ってもどうしようもないのは分かっていましたが、自分でももがきながら何とか理解しようと思ってもダメで最後にはそんなふうにムリは承知で思っていました。
ご紹介した中に1つでもピンッとくるものがあればぜひこの教材を詳しくチェックなさってみてください。きっと今抱えている悩みがほぼ解消できるはずです。
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